- 採用情報
「石」は生きた素材。
その魅力と可能性をもっと伝えたい!
- 大阪支店 営業グループ
Profile
愛知県出身。前職はマンション建設の現場監督。松下産業の大阪支店に在籍し、建築石材アドバイザーとして、大手建設業者や工務店に向けた営業活動を行っている。
建築の幅広さに触れたくて、営業職に転身
前職ではマンション工事の現場監督をしていたのですが、転職して松下産業に入社しました。面接時に「うちは海外出張もあるし、いろいろなことに挑戦できる会社だよ」と言われて、まず興味を惹かれたのを覚えています。
というのも、それまでやってきた現場監督は一つの現場、一つの物件に集中してコミットする仕事。それはそれで面白かったのですが、自分はもっと幅広く、さまざまな物件に携わってみたかったんです。そのような理由もあって営業職への転職を希望していたんですが、面接時に受けた言葉に「この会社なら新しいチャレンジできそうだぞ」と期待が高まりました。
また面接官の方と話していると「とてもアグレッシブで、行動的な人だな」という印象を受けたんです。その人の姿に、会社の将来性や可能性が重なって見えたのでしょうね。他にも内定していた会社があったのですが、すぐにお断りして松下産業への入社を決断しました。実はそのときの面接官は、現社長の百田なんです。当時はまだ大阪支店長でしたが、そのとき私が受けた印象に間違いはなかったみたいです(笑)。
経験を積み重ね、失敗を乗り越えながら、石を知る
現在は「建築石材アドバイザー」として、大阪、滋賀、京都、名古屋などのエリアを中心に営業活動を行っています。取引先のゼネコンや工務店から「こんな石材を使いたい」という依頼を受けて、ニーズと予算に合った石材をご提案するのが主な仕事です。
松下産業は石材の調達から自社工場での加工、そして施工までをワンストップで行っています。そのため私たち営業も、石材のデザインから図面の見方、加工や施工についての詳細な知識を備えておかなければなりません。工場と連携する上でも、どの部分の柄や模様を生かして石をカットするか、どの程度の厚みにするかなど、綿密な打ち合わせを行って決めておく必要があるので、それぞれの石の特性もしっかり理解しておかなければならない。私たちが単なる営業ではなく、“アドバイザー”と呼ばれる所以です。
またお客様にご提案を行う際には、それぞれの石材が持つデメリットまで必ず正直にお伝えするようにしています。例えば「この石は水が染み込みやすいので、水場での使用には向きません」「こちらの石材は石目が粗く欠けやすいので、扱いには気をつけてください」など。石が持っている特徴、そのメリット・デメリットまでしっかりお伝えした上で、お客様には心から納得していただきたいんです。単に石を売って終わりではなく、どんな場所や用途に用いるかなど、施工後の使用シーンにまで踏み込んだ提案を心がけています。
石は、まるで人間のように豊かな表情を持つ建材
とはいえ、この仕事を始めた頃は、石についての知識もゼロに近い状態。お客様からお叱りの言葉をいただくなど悔しい思いをした経験もあり、とにかく現場で実際に石に触れるなどして知識を蓄えました。面接時に言われたように、中国やイタリア、ベトナムなど海外の採掘現場まで足を運ぶことも多いです。採掘の段階から自分の目で確認しておくと、お客様にも自信を持って提案できます。海外の採掘現場で働く人たちに「皆さんの採掘した石が、日本でこんなふうに使われていますよ」と写真を見せると、とても喜んでくれるのがうれしいですね。
今では外を歩いていると、石が使われているところに自然と目が向いてしまいます。マンションやホテルの床や壁、カフェのカウンターなど、よく観察するといろいろな場所に用いられているのが分かります。空間に付加価値を与えるために、石を取り入れるようなケースも最近では増えています。やはり天然の素材である石は、高級感という点では人口物の素材を大きく上回りますから。しかし、まだまだ石の魅力を世間に伝え切れているとは言えないのが現状です。今後は一般住宅などにも、もっと広く石が用いられるようになるといいですね。
石は何千年、何億年の長い歴史をかけてできあがったもの。同じ採掘現場で採れた同じ種類の石でも、それぞれ模様が違うし、人間のようにさまざまな表情をもっている。一つとして同じものはない「生きた建材」なんです。そうした一つひとつの石にまつわる魅力、そこに込められている現場の人の苦労や想いまで、私たち営業がお客様に伝えていけたらと思います。そうすることで石の可能性も、さらに広がっていくと信じていますから。
ある一日の流れ
8:30 | 出社 |
9:00 | 電話対応・メールチェック 資材手配など |
11:45 | 昼休み |
12:30 | 施工現場の進捗状況確認(現場訪問) 取引先訪問 |
17:00 | 帰社 見積書等作成 |
19:00 | 退社 |